累代を託された個体なのに、前回の割り出しでは幼虫1匹のみ。♀を代え、ケースを大きくし、マット+菌糸で再挑戦した結果、満足いく数の次世代を産んでくれました。

Rパラワン

Rパラワンオオヒラタ、累代を託された♂なんですが、前回ペアリングしたときは、幼虫1匹のみでした。

即ブリできる♀を譲っていただき、産卵セットを準備、側面や底に幼虫が見えはじめ、ほっとしたのも束の間…、ケースの上部にコバエが…。
何度がコバエと上部のマットを取り除き、幼虫が育つのを待つはずが…コバエの発生速度が早く、割り出すことにしました。

丁度上に来ていた♀には別のケースに移動してもらい、ひっくり返してマットを取り出しました。

あまった菌糸を少し底のマットに混ぜていたので、写真のように白っぽくなっていました。
2頭ほど幼虫もいて、結果が期待できます。

マットを崩していくと産卵木の代わりに入れておいた菌糸が2本出てきました。
菌糸を割って探していると、幼虫を発見しました。

ただ、菌糸にいた幼虫はこの1頭のみ、産卵木の代わりとしては失敗みたいです。
菌糸を少し混ぜるくらいが丁度よかったのかな?

この辺りは、他の産卵セットの結果を見て、今後に活かして行きます。

割り出し結果は、初令11頭と卵10個(写真左下のカップ)でした。
菌糸ビンにいれるのは早そうだったので、もうすこし大きく育つまでマットで管理します。

♀は、小ケース(マットのみ)の産卵セットにお引越しました。

RPH-P1901_割り出し⑧
小ケース(マットのみ)にお引越し

卵を大き目のカップに一緒にいれておいたところ、2日後に1匹孵化していました。

RPH-P1901_割り出し⑨
卵が孵化

割り出しした産卵セットを組んだときの記事はこちら